思い入れの麻婆豆腐
2006年 12月 22日
正式名は「アバタのある陳婆さんの豆腐」で、「陳麻婆豆腐」と言います。
私にとっては、尊敬する「陳建一大老師」の、「陳麻婆豆腐」です。
実は先月。思い余って東京に食べに行ってきました。そうです、大老師のお店へ・・。千代田区にある「赤坂四州飯店」へ。ずーっと、麻婆豆腐はNYでも陳先生のレシピで作っているのですが、どの位、自分の作る味が陳先生のものに近いのか確認したかったのです。
いろ んな料理をオーダーして最後に麻婆豆腐が来るようにアレンジしました。味が濃いので最後に持ってきたのです。
と、その時偶然キッチンのドアが開き、マネージャー と一緒に陳先生が出て来られ、そのとたんに、わぁーっとオーラが舞い上がり、レストランの中が華やかになりました。スターの御登場〜です。先生は、まず顔見知りのお客さんのテーブルに挨拶に行かれ、それが終わると、ふと私のテーブルをご覧になり、どういうわけか、まっすぐに私のところに来 られて、いきなり両手で私の手を握りしめ、腰低く挨拶されたんです。私は、もうびっくり仰天しましたが、心臓がメイド・インNew Yorkなので、即座に「陳先生、 NYで先生の本を4、5冊並べて、何年も麻婆豆腐 料理していますが、いったい本物とどの位近く作れているのか、今日は先生の麻婆豆腐を食べに 来ました!」と言いますと、手を握ったまま、「一生懸命作るから、ご飯にかけて食べてネ!」と言われ、大感激しました。一緒にいた友人は、「わぁ、テレビって太っ て映るのねぇ。優しい人ねぇ。もっとファンになったヮー。」と同じく大興奮。私も、もっと彼への尊敬が増しました。その時写した、先生との写真があるのですが、又の機会に公表し ます。
食べてみての感想は、やはり素晴らしい。新鮮で良い赤唐辛子を使用していらっしゃる。それはNYでは入手困難でしょう。しかし、その味だけの差で、あとは何とか近いことを実感しました。みなさんも チャレンジして下さい、「陳麻婆豆腐」。
「料理は人となり・・ ・。」と、心の底から感じました。素晴らしい方でした。
今回は、かまどさんで炊いたご飯に陳先生のレシピの麻婆豆腐をかけていただきましたいただきました。
かまどさんで炊いたご飯は、想像以上に美味しいく炊けました。 火の調整がいらないのには感心します。もう、電気釜は食べたくない。
★陳麻婆豆腐レシピ
若い人に好まれる1品です。パーティーの時も一番人気があり、我が家では一番に子供に作り方を伝授しました。息子もこれだけは作れます。各自のパーティーに役立っているようです。
【材料】 4人前
豚挽き肉 1LB 豆腐 1パック、ニンニク、生姜、ミジンキリ各小1
豆板醤 大2、甜麺醤 大2、鶏スープ 200cc、葱ミジンキリ1本、
溶き片栗粉 大2(水大1、片栗粉大1) 粉サンショウ適量。
酒 (招興酒が好ましい)大2、醤油大1、塩少々、胡椒小1/2
【作り方】
1. 豆腐 水切りにして1.5cmの角きり にする。
2. 中華なべを熱し油を回す。新たに油を足して豚ひき肉を入れ、中火で白くなるまで水分を飛ばし炒め上げる。パラパラにほぐす。
3. 刻んだニンニクと生姜を加え焦がさないように豆板醤、甜麺醤を加えて焦げないように注意しながら、きれいに色づかせる。
4. スープを入れ煮立ったら豆腐を入れ、酒(招興酒が好ましい)大2、醤油大1、塩少々、胡椒小1/2、を加えて煮込む。
5. 水分が無くなったら水溶き片栗を加え、強火にし鍋を回しながら炒めあげ、葱を加えて、鍋肌から油大1を加えてつやをださせる。
6. 皿に盛ってから粉サンショウをふ る。
コツは焦がさないよう手早くと最後に鍋肌から油を加えてツヤを出すこと。
by nymirrorball
| 2006-12-22 02:23
| おうち中華レシピ